150914
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先日の「おちゃかれ」で一泊。今日は金沢から富山方面に向かう。
途中の高岡駅で下車。
こちらも北陸新幹線開通の影響でデカくて綺麗な駅になったのかと思ったが、新幹線停車駅はお隣の新高岡駅であった。
万葉線(トラム)。いわゆる路面電車。
別記事でも書いたと思うが地方都市は路面電車の発達が著しい。首都圏ではあまり見られない(と思ったが神奈川県には江ノ電が、東京都には都電荒川線が走っていた。これを発達しているといって良いのかどうか。でも千葉や北関東にはなかったはず。)
今回の目当ては高岡大仏と高岡古城公園なのだが、瑞龍寺もなんだか良さそうだし、時間も自転車もあるので立ち寄ってみる。
高岡駅外観。結構立派だ。
自転車で走りやすい道だった。距離もちょうどいいし気持ちいいのでオススメ。
駅にはレンタサイクルもある。
伽藍配置は人体の表相図とリンクしているとかなんとか。
なので正中線の建物が一番重要なのだそうです。
見よ、この圧倒的存在感
この時点で歴代カッコイイ寺院のナンバーワンが決定いたしました。
高岡の瑞龍寺です。皆さん、高岡の瑞龍寺をよろしくお願いいたします。
寺の細けえ事は分からんけど直感で「なんて美しいんだ」と食らってしまったのは事実なのだ
(もちろんプラスアルファの知識もあると尚良い)
抜けるような青空と立派な山門、美しい芝生。いいですねえ、日本の夏ですね
細部まで手入れがされているというのがいいですね。
現在は値上がりして300円です。乗り捨てできるので便利。
さて高岡大仏を見る前に、寄り道。
高岡駅から延びる盲腸線の「氷見(ひみ)線」に乗る。
ハットリ君電車。これについては後述。
車窓から見える日本海。湾曲したレール。100点満点です。
これで編成が長くて後部車両が見えると120点になりますが氷見線は原則として1両編成での運行となります。
ぜ、絶景
いたるところにハットリくんですね。
なぜ氷見市がここまでハットリくんを推しているかと言うと、ここは藤子不二雄A先生の出身地なのです。
この川では定刻になるとハットリくんのキャラクターが出てきて寸劇を見せてくれる。
音声と電光掲示板つきである。なかなか豪華。
近づくとしゃべる(だった気がする。)
光禅寺。藤子不二雄A先生の生家である。
なかなか存在感のある石像だった。魔界大冒険か?
ちょっと興味があったんだけど、時間がなかったのと、どちらかと言うとA先生よりはF先生の方に詳しかったので今回はカット。また来ます。
夜に見たくないやつ
昼食。氷見の名物は氷見うどんと氷見カレー。
よしだやでは両方食える。
海沿いはサイクリングロードになっている。
氷見カレーの定義は、「氷見産の煮干しを利用すること」一点のみ。
ここはかなり独創的にまとめてきている。野菜のせいもあってか全体的に甘めである。
うどんも甘い。
これはハトムギアイス。ハトムギも氷見の名産。
海が近ければ行ってみたくなるのが人情というものである。
天気もいいしね。
海沿いはサイクリングロードになっている。
駅からの行きはまんがロードで藤子不二雄A先生を感じて、帰りは海風をたっぷりと吸い込むのが良い。
高岡駅に戻ってきた。
さて、今度はドラえもんである。
高岡市は藤子・F・不二雄先生の生まれ故郷だ。
A先生は隣の氷見市で生まれたが、10歳の頃に高岡に引っ越してきた。その転校先で出会ったのがF先生である。
あまり知られていないが、「藤子不二雄」は二人の合同名義で、学生の頃はコンビで投稿や連載をしていた。のちにソロデビューする際にAだのFだのと付けたわけである。
ぜひ「まんが道」という、A先生による自伝漫画を読んでほしい。
高岡市中央図書館は駅前の総合施設「ウイング高岡」の中に入っている。
手塚治虫コーナー。もうこの時点で気合の入れようが分かる。
Fコーナーとドラえもんコーナーで分けてるのヤバすぎん?
キッズコーナー。
ここかなりすごくて、普通なら上の大全集くらいで終わるところなんだけど、学習まんがシリーズまで網羅している。
大判コミックまである。
スマホと比べてみても、でかい。B4くらいあったのかな。
韓国語版は初めて見た!
よく見ると気付くのだが、絵がすべて反転されている。(全員左利きになっている)
これはハングルが横書きになっていることによるもので、左から右に読むにはページもそれに倣う必要がある。
コマ割りや吹き出しの配置のためにも、完全に左右反転するのが海外版には都合が良い。
そのため上の画像でも表紙の向きが違うのに気づくと思う。
台湾語版ではドラえもんを「哆啦A梦」と表記していたが、こちらは「机器猫」。
音訳か意訳かの違いだ。最近では前者に統一しているらしい。
こちらはその両方とも表記されている。
中国ではのび太を「大雄」と表記する。
漢文知識があれば「与」が助詞の「と」であることが分かるので、表紙だけなら全部読めてしまいますね。
雑誌などに至るまで…
ちなみにこのほかに、雑誌に掲載されていたドラえもんの切り抜きを全て保管しているコーナーがあったが、そこは撮影禁止だった。
ドラえもんほどの国民的漫画になると意識しづらいが、当然雑誌に連載され、そこからてんとう虫コミックスで単行本化したわけである。
コロコロコミックや小学○年生に連載されているのは当然として、少年サンデーにまで連載されていたことを知る人は少ないだろう。
ドラえもん第一回連載からの雑誌のコピーが全部あったのは本当に壮観だった。一日いられそう。
これは英語版。
タイ語。当然だがもう読めん。
しかしタイトルの飾り文字にちゃんと目玉や鈴をあしらっているのには感心した。
これはドラえもんの学習漫画シリーズ1、食べ物の消化!!!
子どものころ家にあったが、まさかこんなものまで外国語版があるとは。
この本ではしずかちゃんが「うんこ」を連呼しているのですごくつらい気持ちになったのを覚えている(「便」や「うんち」じゃだめだったんだろうか・・・)
文苑堂。「まんが道」にも書いてあるが、藤子不二雄少年らはここで漫画雑誌を定期購入するのが楽しみとなっていた。彼らの原点。
やはりというかドラえもんグッズが充実している。
すごい。藤子不二雄ミュージアムに匹敵するんじゃないだろうか。
原画まで飾ってある。
いや結構すごいぞホントに
今年2015年から北陸本線の一部が第三セクターに移行。
高岡駅はあいの風とやま鉄道に、そして新潟方面はえちごトキめき鉄道に移管され、直通の切符が買えなくなってしまった。
良く分からん上に時間もなかったので、とりあえず入場券を買って後から清算することにした。
駅弁。ますとぶり。
押しずしになっている。
途中筒石駅を通った。
地上から階段を300段ほども降りなければならない、珍しい地下駅だ。
時間があれば寄りたかったがそうもいかない。
フォッサマグナ
直江津駅に到着。
昔はここを境目にJR西日本とJR東日本が分かれたのだが、今はどちらもえちごトキめき鉄道になってしまったな…
今日の宿まではここから歩く。もといチャリで走る。
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