青ヶ島への道

2019年7月29日月曜日

2019.08青ヶ島

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青ヶ島へ行くための準備のお話


なぜ青ヶ島なのか


青ヶ島の詳細については検索してもらった方が詳しいので是非。
とにかく上陸難易度が高いというので「若いうちに早めに行っておくべきかな」と思ったのがきっかけ。


この美しい二重カルデラを是非この目で見てみたい。
青ヶ島は二次離島・・・つまり本土から直接行く交通手段がない離島だ。まず八丈島を経由しなければならない。

やりたいこと

★絶対目標

青ヶ島に行く

☆希望

島寿司を食べる
大凸部まで登る
ひんぎゃで蒸し料理
星空を見る
誰かと仲良くなる

もちろん楽しみは膨らませるべきだが、その全てを実現できるとは思わないほうがいい。特に離島では、それが交通手段や気候に大きく左右される。
旅のハードルは低く設定することが大事。そうすれば不測の事態で思い通りに行かなくても必要以上にがっかりせずに済む。

準備


青ヶ島行きの準備については、40日くらい前から動き出せば大丈夫。

まず交通手段を確保しなければならない。
八丈島まではいいとして、八丈島から青ヶ島の交通手段が肝心だ。
船かヘリしかないのだが、船は欠航率が高く必ず行けるとは限らない。ヘリも9人乗りですぐに予約で埋まってしまう。どちらも一日一便しかない。

ヘリの予約については、出発日のちょうど一か月前の午前9時から始まる。
例えば、8月1日の便に乗りたいと思ったら、9月1日の午前9時ちょうどから電話戦争だ。実際には電話がつながったのが30分後で、予約はすでに埋まっておりキャンセル待ち4番目だった。
ダメだった場合のために、前後の日程でも予約を入れておいたほうがいい。それぐらいの余裕と予備日をもって計画を立てるのが良い。
キャンセルは3日前までならわずかな手数料を取られるのみで済む。

船は欠航率が高いと書いたが、夏で台風が来てなければ実はそこそこ出る。
しかし完全に船をあてにしたような計画でいると、宿が予約を渋る。

装備

我ながらいつも完璧な装備なのだが今回に向けて買ったものをば

・折り畳みリュック
青ヶ島散策、おそらく登山じみた感じになると思うので、いつものでかいリュック+ボディバッグのような感じは適さないと思った。なので今回はそこそこの容量のある、それでスッキリ収納できるようなやつを持っていくことにした。
モノはこれ

・トレッキングシューズ+パンツ
それに伴って登山用の装備も購入した。
どこまで役に立つか、もしくはオーバースペックかは分からないが今後も役に立つし、ということで靴はガチとニワカの中間みたいなやつを買った。軽くて傾向性能も良い、コロンビアの12,000円くらいのやつ。
パンツはなんか伸縮性のあるかっこいいやつ。

・虫対策
これは北海道とか行くときは必ず持っているけど、今回は物資の少ない孤島なので特に念入りに。
虫よけとムヒアルファ、そして以前ブヨに刺されたときに処方してもらったダイアコート軟膏俺はブヨで高熱が出たり激しい痛みを伴う体質なのでこれは必須
そもそも青ヶ島にブヨいるか知らんけど。

・軍手
なんか使いそう

東京→八丈島


飛行機(ANA)かフェリー(東海汽船)の二択。
料金については、ANAの"バリュー"と東海汽船の"特2等"はどちらも13,000円ぐらいであまり変わらない。なので好みとスケジュールで選べばいい。
熟考の結果、行きはフェリー、帰りは飛行機にした。

・東海汽船

東京の竹芝桟橋を22:30に出港し、08:50に八丈島の底土港に入港する。
ちなみにそこから青ヶ島に向かうヘリは9:20ごろの出発なのだが接続は難しいので乗り換えする計画を立ててはいけない。
まず港から空港までは距離がある上に、ヘリは言ってみれば飛行機なのだから、搭乗手続きが8:50に締め切りになる。絶対に間に合わないのだ。
船から船であれば間に合う。が、どこかで読んだブログによるとまれに別の港に着く場合もあるそうなので、やはり楽観的な構えでは良くないだろう。

肝心の船だが、大型客船で設備はかなりよさそうである。今回乗るのは「橘丸」。
部屋は何種類かあり、"2等"が一番安く10,000円を下回るのだが、仕切りのない雑魚寝は少々きついかもしれない。
とは言っても日本縦断編のときは別府から大阪に行く「さんふらわあ」でそういう部屋で寝たのだが…
下から2番目の"特2等"ならカーテン付きの二段ベッドである。
青ヶ島に行くことを思えばこれぐらいの出費で環境と体調を整えておくことは必要だろう。
予約はインターネットから出来るので、ヘリを取ったらすぐ予約してしまおう。
乗り場である東京の竹芝桟橋はJR浜松町駅から徒歩8分らしい。

・ANA

飛行機であれば羽田から八丈島まで一時間くらいで行ける。こちらは一日に三便あるので選び放題だ。
一便はだいたい7:30発8:30着くらいなので、ヘリにも船にも乗り継ぎが間に合う。
8月は標準で15,000円くらいだった。
ANAのチケット種別には全然詳しくないのだが、早めに予約することでバリューとかいう安いチケットを取ることができた。ANAの会員だともっと安いチケットが取れる。

八丈島

船で来たならここで一泊する。
ダイビングの聖地らしいが俺は興味ない。(あとで後悔しそう
そこそこ広い島なので宿はいくつもある。ただリゾートホテルが多く、安く済ませたいのならば早めの予約が必要だ。
釣り宿やダイビング宿が多い。

八丈島→青ヶ島

今回はヘリで行くことにした。
フライトの30分前までに搭乗手続きをしなければならないので、早めに空港に行く。
ヘリの予約は上記の通りかなり厳しいのだが、予約のキャンセル待ちや当日のキャンセル待ちで意外と乗れるらしい。
もし船が出航するというのならヘリを当日キャンセルして船で行った方が安いので、それをやっている人も多いと聞く。

青ヶ島


当然だが、まずは何が何でも宿を取らなければならない。宿泊施設は5か所しかないのでかなり慎重にならなる必要がある。
ネット上の口コミを見るに俺の中では2択、まぁどことは言わんが…
予約をするときに往復の交通手段の確保について非常に厳しく尋ねられる。要するにヘリを予約していないと嫌がられるのだ。
これは青ヶ島の船の欠航率の高さや宿の少なさによるもので、過去に旅行者と島民とのトラブルがあった経緯によるものだという。
ちなみに予約した時点では行きのヘリがキャンセル待ち2位、帰りのヘリは予約済みという状況だった。
これでも一応OKしてもらえた(たぶん帰りのほうが重要なのだと思う)
ただ行きに関しても、他の日程でヘリを取ったほうがいいとか船になるならすぐ連絡するようにと念を押された。
これはヘリと船とで到着の時刻が違うため送迎の関係などにもよるものだと思う。

そういえば当日は八丈島で子供たちのサッカーの大会があるとかで、ヘリの臨時便があるんではないかという情報を宿の予約時におばちゃんから仕入れた。こういう時のために島のチャーター便があるのだ。
青ヶ島の役場に電話して聞いてみるとそこで予約できるかもしれないということだった。
このへんは普通に調べただけでは分からない事だった。

あとはレンタカーを予約するかどうかを決めておけともいわれた。
初日に予約していれば港まで車を持ってきてくれる。
というか港から集落までは徒歩ではとても到達できないので送迎かレンタカーが必須である。ヘリポートからもまぁ無理ではないがちょっと遠いらしい。
現時点でまだ予約していないがまぁ初日くらいは予約しておくべきかな。
宿のおばちゃんによると、レンタカー屋が予約で埋まるということはそうそうないが、それでも直前ではなく数日前には言ってくれということだった。

青ヶ島→八丈島

やはり帰れないということを想定して日程は余裕をもって組んだほうがいい。
ちなみに自分は6日も余裕を持たせてある。やりすぎかもしれないが台風シーズンなので。

八丈島→東京

八丈島からの船便は朝出発の夜到着なので、一日まるまる費やすことになる。夜便のように寝て過ごすわけにもいかないので、帰りは飛行機にした。

追記1

キャンセル待ちだった行きのヘリが、出発4日前にして予約が取れたとの連絡が入った。
たしか3日前までならキャンセル料が無料だったはずなので、なるほど、仮押さえしていた人が蹴ったということなのか…。
意外とキャンセル待ちでも予約が取れるというのはこういう事だったのか、とわかった

追記2

ヘリの予約が確定したので、それに合わせてレンタカー屋にも電話(港あるいはヘリポートまで迎えに来てくれるのだが、その予約が確定しないとレンタカー屋も困るため)
とりあえず初日に乗るって事しか決めてないんですけど…と言ったら「あぁ全然いいですよ。着いてから決めて」とのこと。半日か一日かで料金も違うのだけれどもそれも聞かれなかった。なんとも島らしい。
ということで全ての予約が整ったので宿に電話
行き帰りの交通手段との有無について報告
何回目かの電話なので向こうも名前とかをメモっているようなのだが「一泊?」と聞かれ慌てて訂正。三泊だって何回も言いましたよ。でも特に問題ありませんでした。



実は1年くらい前に青ヶ島行きの予定を立てており、これと同じくらい周到に準備をしていたのだが、大雨で中止となったことがある。その時は友達も一緒だったのに…
だから今回はリベンジということになる。念願叶ったというわけだ。楽しみだ

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